ふすまは経済産業大臣指定 伝統工芸品 京表具のひとつです

京表具は

☆掛軸・屏風・額・巻物などの美術工芸品分野
☆ふすま・障子・壁装などの建築インテリア分野
☆傷んだ絵画などを美しくし、再び掛軸などに仕立てる修理修復分野
に分かれます。
昔ながらの材料・技法で作られたふすまは、経済産業大臣が指定する『伝統工芸品 京表具』の品目のひとつです。

伝統工芸品とは

★主として日常生活の用に供されるもの
★その製造過程の主要部分が手工業的
★伝統的な技術又は技法により製造されるもの
★伝統的に使用されてきた原材料が主たる原材料として用いられ、製造されるもの
★一定の地域において少なくない数の者がその製造を行い、又はその製造に従事しているもの
上記5つの項目を全て満たし、伝統的工芸品産業の振興に関する法律(昭和49年法律第57号、以下「伝産法」という)に基づく経済産業大臣の指定を受けた工芸品のことをいいます。

多種多様のふすま紙・障子紙

ひと言でふすま紙といっても、その種類はたくさんあります。
上張り紙(仕上げに用いる紙)だけみても越前手漉き鳥の子・絹織物・京から紙などの高級品、機会漉き鳥の子・新紗織りなどの普及品・再生紙でつくられた廉価品があります。
障子紙も同様に、美濃手漉障子紙・機械漉き和紙・破れにくい高機能な障子紙などがあります。それぞれのふすま紙・障子紙の特徴を見極め、美しく長持ちさせる技術が必要です。

ふすまはプロの表具師へ

お茶室のふすまや障子・腰張りなどには、使用する材料や和紙の継ぎ方にたくさんの約束事があり、その知識や経験が求められます。
『京都 ふすま相談室』メンバーは、ふすまのエキスパート。ふすまの張り替え、また、新築時のふすまの仕様について、なんでもご相談ください。
昔ながらの材料・技術で作る最高級の伝統工芸品使用のふすまから、ご予算に合わせたお手頃価格の仕様まで、お客様のご要望に合わせてご提案いたします。